Tokamak Energy
球状トカマクST40とHTS磁石試験設備Demo4を基盤に、プラズマ研究・機器統合・超電導技術を展開。TE Magneticsによる技術供給と、核融合発電の実現に向けた研究開発を進める。
企業の公式サイト ↗実験装置改修・機器技術供給
- COUNTRY
- イギリス
- TECHNOLOGY
- Tokamak
- FOUNDED
- 2009
- FUNDING
- 未確認
一般的な段階の参照図です。この企業・計画の正確な到達地点は未確認のため、位置を確定していません。 方式や事業によって開発経路は異なります。

企業の役割・製品
Tokamak Energyは、2009年に英国原子力公社(UKAEA)からスピンアウトした、Oxfordshireを拠点とする核融合・超電導技術企業。球状トカマクの研究開発に加え、TE Magneticsによる高温超電導(HTS)技術、Ridgway Machinesによる巻線・絶縁関連の製造技術、Fusion部門の設計・試験・運転能力を展開する。現在の事業は自社装置の研究と、政府・産業界の核融合計画に対する技術供給の両面から捉える必要がある。資料1
技術の特徴
公表資料で確認できる進捗
2026年7月29日には、京都フュージョニアリング製ジャイロトロンの現地受入試験を完了。104 GHzと137 GHzで1 MW、最大2秒の運転を確認した。この1 MWは加熱装置のRF出力であり、核融合出力や電気の売電量ではない。また、同発表時点ではST40への据付・試運転に向けた準備段階だった。資料4
同年9月9日にはDemo4の14か月の試験完了を発表し、44基のHTSコイルを持つシステムでピーク磁場13.7 Tなどの結果を報告した。単体コイルだけでなく、相互作用する磁石と補機を統合して扱う経験が成果となる。資料5
商用化の位置づけと残る確認点
9月の公式発表によると、同社は英国STEPの磁石システム・パートナーとして、2029年3月までの7,000万ポンド契約を受注している。磁石技術の供給と核融合発電所の運転開始は、別々の事業上の段階である。資料5
約1億℃という温度、三重積の改善、強磁場の達成はいずれも開発の進展を示すが、それだけで科学的なエネルギー利得Q>1や正味発電を意味しない。確認した公式資料では商用送電の達成は示されていない。今後の評価では、改修後のST40の実験結果、長時間のプラズマ維持、発電所規模への磁石の拡張、各機器を統合した性能の検証が焦点となる。
確認基準日:2026年10月8日。発電所の完成時期は、今回確認した資料から一律には設定していない。
企業 DATA
- 国
- イギリス
- 地域
- 欧州
- 所在地
- Milton Park, Oxfordshire, UK
- 設立年
- 2009
- 企業カテゴリー
- 核融合・超電導技術企業
- 方式・炉型
- Tokamak
- 開発段階
- 実験装置改修・機器技術供給
- 商用化目標
- ST40・HTS磁石技術を政府・産業界の核融合計画へ供給。発電所完成時期は本稿で一律に設定しない
- Tokamak Energy会社概要・事業構成
- ST40・LEAPSと核融合技術サービス
- 2025年ST40キャンペーンのプラズマ実績
- ST40用ジャイロトロンが現地受入試験を完了
- Demo4の14か月磁石試験を完了
確認日:2026-10-08
公式発表に基づく。ST40のプラズマ実績、Demo4の磁石試験、加熱機器出力と商用送電を区別。